SSブログ

ヒーロー不在のこんな世の中じゃ、自然とホリエもデカくなる [時事与太]


 なるなる。すげーなる。

 ンまー、なんてんですか。

 ライブドアの扮飾決算騒ぎにアレやコレやで。http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060121it05.htm?from=top
 ぶっちゃけテレビメディアも、今まで経緯もありつつ、ほりえもんを貶めたいンだけれども、良いように利用して踊っていた手前もあってか、
 「けれども、ほりえもんの登場によって、多くの若者が勇気づけられたのは素晴らしい」
 的にまとめたりするコメント多いじゃないですか。

 ですけども、それだけでいうなら、第一次大戦後のドイツ国民も、ちょびひげ伍長に勇気づけられていたわけだし。
 どーなの、結果、というかぶっちゃけ過程自体がどうなの?
 ていうかそういう効果あっても経緯が駄目だったっていう話なんじゃないの?
 ってのが問われているところで、「そういう面は良い部分だった」 ってのはなーんかズレテーラな気がするねっ。

 結局、脱法スレスレではなくそのまんま脱法行為と虚飾だけで成り上がった、 っつうだけの事でしかなかったほりえもんを、ベンチャーの旗頭という位置に置くのもおかしいし、保守と革新の対立だったという図式にするのもおかしい。
 そんでもっと言えば、ああいうやり方でしか 「若い連中に勇気を与えられない」 のだとしたら、それ自体オカシイでねぇの、みたいなことですけど。
 ぶっちゃけ、アレに勇気与えられちゃう連中ってどーなんだよ、みたいな事も思うし! 正直な話ね!
 ボクみたいな、まぁどんな共同体にも入れない、生まれながらのはぐれ属性人間が言うのも何なんですけど、あの側近とかの盛り上がり方、感情移入ぶりは、端から見ていたこちら目線で言わせてもらえれば、カルトに近いっスよ。
  オウムがオカルト終末論というミライヘノゼツボウの虚構とそれに対する救済を演出して信者集めたのと同じよーに、株分割だので額面だけの資金集めでミライヘノキボウとかいう虚構を構築し、そこへの道筋を演出することで投資家を集めたのと同じよーな匂いがするとですよ。

 伽藍堂の中身は、結局伽藍堂。

 まー、とりあえず一人自殺だか何だか死んでしまったらしいし、ほりえもん自身が何故だか「ヤッバイ、俺、殺される!」 みたいな発言しているらしいのですけど、人死にとか出ないで欲しいもんです。
 だって死なれたらなんか後味悪くてネタにしにくいじゃん。
 今ほりえもんに心酔している連中だって、アレですよ。何年かしたら、「俺、昔 『真剣十代チョベリ場』 で熱弁ふるってたことあってさー。笑うわー」 みたいなネタに出来るじゃないですか。生きてれば。
 みたいな事ですよ。

 だいたいこのエントリーだって、このタイトル思いついただけの出オチですしねっ!
 寒いっ! 雪降っているから!

 あと全然関係ないけど、武論尊(史村 翔)&池上遼一 コンビで漫画にすると面白いかもっ。

サンクチュアリ (4)

サンクチュアリ (4)

  • 作者: 史村 翔, 池上 遼一
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1999/05
  • メディア: コミック



nice!(1)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 1

コメント 3

緑川だむ

なんですなー、切込隊長も以前に「ライブドア≒オウム」と書いたことがあったような気が。最大の差は、簡単に足抜け出きるとことそうでないとこですが。
by 緑川だむ (2006-01-22 10:51) 

銀鏡反応

はじめまして。
前々から私も彼には「実業家」どころか「虚業家」に特有の“うさんくさい”匂いを感じていたんです。だから今回の粉飾決算が判明したというニュースを見た瞬間、やっぱり思った通りだ、との感を持ちました。
所詮、ヴァーチャルな人間はやっていることもヴァーチャルでしかないんですよね。
ライブドアに投資した個人投資家も、東証も、経団連も、すっかり「ダマされてしまった」のかもしれませんね。
今回の件でなによりも不幸な思いをしたのは、ホリエモンに自分達の夢と未来を見ていたと思っていた若者たちだと思うのですが。
by 銀鏡反応 (2006-01-22 10:58) 

へぼや

>だむ川ミドリッキー
 すわ! さすがキレコミ隊長。同族かつより上を行く相手には手厳しいっ!
 そこにしびれる、あこがれるぅ~~!
>銀輪部隊
 まぁ今時分にライブドアの企業としての云々とか言うのは、ちょっと後出しジャンケン臭いのでアレなんですけどもね!
 けどなんつうか、その、「夢を与えた」 っつう、その 「夢」 ってのがさ。
 「巧いことルールのスキマをついて、要領よくやれば金持ちになれるよ!」
 っつー方法論ってのは、そらーなんつうか、さもしぃじゃあこござんせんか、ですよ。
 そんなさもしい方法論しか提示できなくなっているってぇのも含めてさぁ。
 このジョルノ・ジョバァナには夢があるッ! みたいなところで。
by へぼや (2006-01-23 01:15) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。