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週刊少年マガジン掲載の読みきり作品、『聲の形』 を読んだ、の巻 [マンガマニヤック]

 珍しく非常にタイムリーな話題についてささっと書きますが、週刊少年マガジン掲載の読みきり作品、『聲の形』 を読んだのであります。

【衝撃作】 週刊少年マガジン(12号)の特別読切「聲の形」(こえのかたち)は必読です。とにかく凄い作品です 
http://togetter.com/li/459336

求めていたのは和解ではなく拒絶~普通学校で虐められた聴覚障害者が読んだ聲の形~
http://togetter.com/li/459715


 大まかなあらすじとしてざっくりまとめてしまうと、「転校してきた聾唖の少女と、それをいじめる主人公の少年、その周りの人間たちの振る舞いを描いたお話」 です。

 僕が気になったきっかけは、上記リンクの二つ目などに見られる、「単なるご都合主義的パッピーエンドでしかない」、「いじめる側に何も報いがないから、カタルシスに欠ける」 というような、意見に関して。

 実際どういうものなのか、というのを確かめたく、読んでみたわけです。

以下、読んでみて分かった、「なぜそうなったのか」の、はなし。 [[>>続きを読む]


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コミックビーム連載中の、『原発幻魔大戦』、の、話。 [マンガマニヤック]

 いましろたかしがコミックビームで、呑気な釣り漫画を描いていたのは、およそ1年とちょっと前の話。
 全くもって見事なほどに、ただのんべんだらりとおっさん2人が釣りに行って蚊に刺されたりなんだりしてわいわいやってる、というだけの、もの凄く脱力する漫画だった。

 しかしそれが一変、突如として「東京で独り暮らしをしているサラリーマン青年の怒り」を描く漫画になる。
 何故? いつから?

 3.11。東日本大震災があり、福島第一原発がメルトダウンを起こしてから、だ。

 この話の中で、主人公の青年はいつも怒り、不安に駆られ、苛立ちを口にしている。
 いや、言い替えよう。
 この漫画は、主人公の苛立ちや不安、怒り以外、何もない。
 ネットで情報を漁り、菅直人に期待をしては裏切られ、TPPの話が起きれば野田政権に怒り、ときには陰謀論を揶揄しつつも口にする。
 「どーなっちゃうんだよ、これ」
 漫画の中で事件は一切起きない。
 何故なら、事件はずっと、現実で起き続けているからだ。

 ネット等々で、この作品への批判的な意見は多い。
 ただこの漫画を不快に感じるとしたら、まさにあの中で書かれている姿が、今の日本人の「普通」であり、「日常」の姿だからだろう。
 とにかく不安だし、この先どーなるか分からない。
 情報だけは飛び交うが、かといって何一つ確証も持てずに、右往左往してただ踊らされるしかない。
 
  正しい情報を伝えるのは報道の仕事だし、津波被害の多かった被災地や原発事故の起きたフクシマについての記録は色々と残され、何れアーカイブ化も検証もされるはずだろう。
 そしてそれらを「余所から訪れる」話や漫画も描かれているし語られている。
 被災地ではこんな苦労がある。こんな酷いことが起きている。
 そういう話は、多くの場所で語られている。
 ただ、この漫画はそうじゃない。
 「津波被災地」や「原発事故被災地」ではない場所で、「3.11以降」 を生きる「ごく普通の我々の感情や不安、生活」 を、リアルタイム描いている。
 この、『原発幻魔大戦』 で描かれているものの根っこは、何が正しいとか、何が間違えているとか、或いは政治的にどうすべきかという主義主張ではない。
 「3.11以降のどーしようもない日常を生きる、どーしよーも無い我々」そのものだ。

 言い替えれば、それがどこまで意図的かとは別に、この漫画が描いていることは、「3.11」が語られるときに形式的に作られてしまう、「東北3県のみが被災地で、それ以外の“我々”は、“支援”する側だ」 という図式が3.11以降を語る “全てではない”という事実でもある。
 3.11の震災から、そこで起きた原発事故以降を生きている“我々”は、東京にいようと何処にいようと、全員が様々な意味で “当事者” であり、そしてその中を「どーしょーもない不安と、それに対するどーしょーもなさ」 の中を生きている。
 そこにあるやりきれない生身の感情。
 『原発幻魔大戦』 の主人公が、ただ何も出来ずに怒り、焦り、不安に思う姿は、そこで語られる言葉に同意するか共感するかとは別にして、まさに「3.11以降の日常を生きる我々」 の、リアルな姿だ。

 だから、この漫画の中では一切事件は起きない。
 事件は、現実で進行し続けている。

 この描かれ方は、「セシウムさいた」 への批判にも見え隠れする、「フクシマ以外は当事者ではない(だから、当事者じゃない埼玉の人間がそんな言葉を軽々しく使うな)」 という意識、欺瞞への、一つのカウンターでもあると思う。
 
 今、日本で、原発事故の傍観者なんて1人も居ない。
 『原発幻魔大戦』 の中で、ただ無力に焦り怒る主人公同様、全ての日本人が当事者なのだから。


 内容への賛否快不快は人それぞれとしても、そう言う意味でこの作品は、「後世に残すべき漫画」として、リアルタイムに描かれ続けている。

 
 読もう! コミックビーム!
 (今月は、桜玉吉も復帰したよ!)





原発幻魔大戦 (ビームコミックス)

原発幻魔大戦 (ビームコミックス)

  • 作者: いましろたかし
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2012/02/25
  • メディア: コミック



月刊コミックビーム 2012年4月号[雑誌]

月刊コミックビーム 2012年4月号[雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2012/03/12
  • メディア: 雑誌



月刊コミックビーム 2012年4月号[雑誌]

月刊コミックビーム 2012年4月号[雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2012/03/12
  • メディア: 雑誌



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近親相姦とか絡めれば、ドラマ性のあるラブストーリーになる、的なことを言っているヤツは、俺がブっ殺す!! (と、橋Pが言っていたとかいないとか) [マンガマニヤック]

 ま、たまには僕も、タマフルリスナーとして、ラジオ戦士として、このくらいフックを効かせたタイトルを掲げてみようと言うことですが、ええ。

 と議会関連からの派生話題。
 つまり、猪瀬ント発言などで、「近親相姦や強姦などのインモラルな行為を、さも良いことのように描くフィクションはけしからん!」という規制派の主張があるわけですが。
 まあそれに関連しましてですね。
 強姦は性モラル以前にまず犯罪であるから脇に置くとして、「近親相姦ネタというのは実際どれほどのインモラルなことなのか、そして物語においてどういう意味、機能があるのか」 という件について、ちと一席ぶたせていただきぃ~……やす、と。
 そーゆー記事です。

 まずですね。
 そもそも近頃何故に、この近親相姦ネタというモノが少しばかし目立って使われ始めているのか? という点に関してですが、要するにこれは、現在最も分かりやすい 「禁断の恋」の記号であると言うことなんですね。

 禁断の恋、或いは障害の多い恋、というのは、ラブストーリーを描く上では王道も王道で、例えば古くは 「身分違いの恋」、「敵対勢力間での恋」 なんてのがあった。
 しかしこれらは、現代日本ではあまりリアリティを持てない設定。
 格差は広がれども階級は一応無くなり、核家族化が進んだ都市部では、根深い対立のある一族なんてどこへやら。横溝正史的な昭和な田舎を部隊にでもしないと成り立たない。
 『ロミオとジュリエット』を、現代日本に置き換えるのはなかなか難しい。

 で、その次に流行ったのは、お馴染みの「不倫」。
 これは今でもまだ機能はするけど、正直ちょっと手あかが付いている感が強いし、泥臭い。何より、実際そこらにあふれている分、エキセントリックじゃあない。

 他には「同性愛」なんてのもあるけれど、こちらもヤオイオネー様のおかげでかなーり「ふつー」になっちゃった。
 女同士のネタとしては百合好きも一応続いているけれど、そもそもやっぱ、女同士、男同士というカップリング自体が、まあ好みの別れるところ。

 それで、その後に続いたのが、「近親相姦」 ってなわけです。

 とはいえ。
 まあこれは実際、今のところ「王道的な禁断の恋ギミック」 にはなっていないし、おそらく今後もならない。
 それは何故か、という事について以下本文。

[>>> 続きを読む


思い出したようにバクマンの話 [マンガマニヤック]

 思い出したように、というか、思い出したから、なんですけどもね! ティヘ!

 各方面でビッグ反響の小畑健×大場つぐみコンビによる、週刊少年ジャンプ連載のマンガ漫画 『バクマン』 に関してですが、僕は以前ナンダカンダで、
 「展開がドーとか、主人公がスーパー漫画家過ぎとか、そういう如何にも少年漫画的ご都合主義の部分はまあ良いとして、それよりも何よりも “実在する少年ジャンプ編集部” をモデルとして何のアレンジもせずにそのまんまの名前で出して、かつ編集者、編集部の事をものっ凄く有能で誠意溢れる素晴らしい人々の集団の様に美化しているところが、なんかキモォー―――――イ!」
 という感想を抱いたのです。
 いやアレはキモイってー。
 なんかあんまりそのこと言及している人居ないんだけど、なんだろうねぇ。
 フジテレビがさ。
 こないだ50周年記念特番とかやっていたときなんかも感じたんだけど、テレビ関係者の中でもフジは特にこう、あの手の思い出を振り返る的な企画の時に、“手前味噌” 臭がものすげーあるんだよなぁ。
 「どうだおまえら、俺たちの素晴らしい業績を見ろ!」 みたいなのを、こう、身内で称え合い褒め合いている感じ。
 で、それを電波に乗せて垂れ流すことで、ことさら視聴者を洗脳してやろう的な匂い。
 『バクマン』の作中でのジャンプ編集部美化も、なーんかそういう匂い感じるんだよねぇ。
 そこが、キモォー――――――――イ! のです。
 (この 「キモォー――――――――イ!」 は、スピードワゴン風に)

 で、それはさておき。

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新年早々ウシジマくんの話 [マンガマニヤック]

 『闇金ウシジマくん』 がどんなお話かは、勝手に調べてください!

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%97%87%E9%87%91%E3%82%A6%E3%82%B7%E3%82%B8%E3%83%9E%E3%81%8F%E3%82%93

 スピリッツ連載中の漫画で、タイトルのウシジマくんは闇金の人。
 彼は主人公かというとそうではなく『笑ゥせぇるすまん』の喪黒福蔵の様な、いわば狂言回し。
 主人公は、毎回のエピソード毎に、ウシジマくんに関わる、「社会の底辺の人たち」です。
 どこにでも居るような、誰にでも心当たりのあるような、駄目さと愚かさを兼ね備えた人たち。
 ただ、ウシジマくんが喪黒腹蔵と違うのは、彼自身は基本、誰かを誘惑したりそそのかしたり、その結果としてのしっぺ返しを喰らわせたりという能動的な役割を担っていないこと。
 彼はただ単に、あくまで闇金として金を貸し、そしてただ容赦なく取り立てる。ただ、それだけ。

 で。
 僕が 『闇金ウシジマくん』 を、「スゴイな」 と思うのは、そこなんです。

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バクマンむずむず [マンガマニヤック]

 改めて、言うことでも、無いのです、がっ。
 ジャンプでやっている 『バクマン』という漫画家漫画が凄くむずむずするっ!
 何がむずむずするかというと、まぁその、基本的にはもう、漫画家を目指すスーパー漫画中学生のお話なのですよ。
 だから一応実体験をベースとしている 『まんが道』なんかと比べて、彼らかなりのスーパーな漫画家です。
 漫画家志望の中学生の段階で、既にスーパーサイヤ人、いえ、スーパーマンガ人です。
 今週出てきたライバルと目される新人なんか、もう岸部露伴レベルです。
 それはそれでいいのですよ。所詮漫画だし。
 ただ、ねぇ。
 その合間合間に、「日本一の漫画雑誌、少年ジャンプが如何に素晴らしい漫画雑誌であり、すばらしい編集者によって作られているか」 という事を、まースパスパ盛り込んでいる手前味噌っぷりがすごくキモチワルイっ!
 すっごく、ジャンプ編集部を美化して描いているのですよ。

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読むと! 元気がなくなる! 少年サン [マンガマニヤック]

 読むと! 元気がなくなる! 少年サンデー! 

 ああもう今人気爆発ゴローな話題の、雷句誠訴訟の話ですが、ええ。

 基本的あらましは、以下の雷句誠ご本人のブログから。
 勿論、読むと、元気がなくなります!

(株)小学館を提訴。
http://88552772.at.webry.info/200806/article_2.html
 
 まぁこの内容をつらっと読んで、「雷句もけっこうたいがいなアレなんちゃうのん?」 という意見もあるだろうし、そこは否定しない。
 というか敢えて言うけど、漫画家なんてどっかしらたいがいなアレで良いのですよ。イーンダヨ! たいがいなアレでなきゃ、漫画なんか描けるか!
 とかまぁそういう、「アーティストとは…」 みたいなゲージツ論を取っ払って、至極単純な話としてですが。
 漫画家は個人事業主ですから。
 たいがいな部分を、全部個人で責任もって引き受ける立場だからです。
 ちょっとばかしアレなところがあったとしても、その結果、そのたいがいなアレっぷりと、その作家個人の仕事の価値とを天秤にかけて、依頼をするなり干すなりされるだけの話であって、例えば僕らの大好き江川太先生なんかは、商品価値が目減りしている時期にどんどんアレな部分を肥大させた結果、実質ホリプロ所属文化人枠タレント業、もしくはタモリクラブでシモネタを行ってはゲヘヘゲヘヘ笑う仕事担当して、細々と活動を続けているわけですし。
 それが職人気質、芸術家器質的な意味でのたいがいなアレだろうと、単純に社会不適合的なアレであっても、そのアレである事のリスクを全部自分一人でひっかぶって生きているわけです。

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『ボーイズ・オン・ザ・ラン』 の続き。 [マンガマニヤック]

 続き、って何だ。

 以前のエントリーで、新連載のときの感想を書いた、『ボーイズ・オン・ザ・ラン』についてなのですが。
 実は特にそんなに書くことも無かったりします。(えー!?)

ボーイズ・オン・ザ・ラン 3 (3)

ボーイズ・オン・ザ・ラン 3 (3)

  • 作者: 花沢 健吾
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2006/06/30
  • メディア: コミック

 
 『ボーイズ・オン・ザ・ラン』 という漫画は、まー近頃流行りの “ちょいダメ”人間であるところの主人公、タニシ君が、弱小ガチャガチャ会社の後輩であるところのちはるに惚れたり惚れなかったり (惚れます)、ライバルの大手ガチャガチャメーカー、マンモスの若手さわやか営業マン青山君とじゃれたりじゃれなかったり (殴られます)、テレクラで知り合ったおデブなおブスさんに追いかけられたり追いかけたり (ヤクザにボコられます)、という、さわやかハートフル青春サラリーマン漫画です。
 若干の嘘が混じってますが。

  サラリーマンのわりに全然仕事してる場面が無かったり、ちょいダメなダメぶりが、漫画的に愛されるダメぶりとは些か言い難いところがあったり、あと会社上げて社員同士のマジ喧嘩煽っていたりな感じで進展しているこのお話なのですが。
 面白いなー、と、思ったのは。
 まー、これがかなり、読者の反応が分かれる漫画なのですよ。



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『眠れる惑星』 とか、恋する惑星とか、カロンとか。 [マンガマニヤック]

 このブログを、ちょいと漫画に関してのどーでも良いよーなくそたわけた戯言を垂れ流すブログにしてみようかな、という構想は以前からあったのですが、まー 『ボーイズ・オン・ザ・ラン』 と 『フは復讐のフ』 についてダベって以来、なーんも書いておりません。
 まぁ仮に書くとしても、基本戯言なんで、実にどーだって良いのですけどもね。
 と。
 か。
 考えつつ、先日私、映画の 『X-MEN 3』 を見てきましてね。
 おもしょかったとですよ。
 やっぱ、減点法で映画とか見ちゃ駄目ですよ。損ですよ。
 ここが原作と違うアソコが足りないとか減点して見てても楽しくないですからね、ホント。
 ふつーにミスティークえろいなー、とか、ジャギーがばかで良いなー、とか、ビーストすげーはまっている! とかおもしろがって見るのが、僕としてはお奨めですよ。
 
 しかしですね。
 いや、X-MENは良いのです。
 行く途中、ちょい雨が降ったりしていたので、雨宿りにツタヤ寄ったのですよ。
 『超こち亀』 が欲しかったけど置いて無くて。
 ま、どこ行っても置いてねーですよ。どーなってんだ。
 んで、『サンデーGX』 の新しいのがあったのでちらっとまた 『新吼えろペン』 を読んで、パラパラっとページをめくってデスね。
 つい。
 気を抜いてしまったもので。
 通して、陽気牌大先生の、『眠れる惑星』 を読んでしまったのですよ。
 お陰様で、映画館に着くまでずっぅー―――――― っと、イライライライラのムカムカムカムカの、イラットがシラットでヌルットですよ!
 僕はあンまり、漫画の批判というか非難というかはあンまり言わない主義 (イズム) なんですよ。
 嘘じゃない、嘘じゃないデスヨ?
 ま、勿論嫌いな漫画とか、肌に合わない、感性に合わない漫画はたくさんあります。当然。でも、それを、非難はしないのです。
 というか、ま、漫画の非難を垂れ流すのもどうかな、とも思うので。
 語ることで何かしら発見があるとか、何かしら盛り上がるなら、一応その限りではないのですが。
 基本、自分に合わない漫画については、特に語ることはないのです。
 感性に合わないことというのは、結局はそれだけの話ですから。
 んで。
 まぁこれも感性の問題といえば感性の問題なのですが。
 僕的には、他の作品に対してのいろいろな事よりも。
 すごくくだらない理由で、イライラするのですよ。
 この漫画、というか、こういう作り方の漫画、というか、作品が、かなり駄目なんですよ。
眠れる惑星 1 (1)

眠れる惑星 1 (1)

  • 作者: 陽気婢
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2006/01/19
  • メディア: コミック


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『フは復讐のフ』 (原題:『V FOR VENDETTA』) [マンガマニヤック]

V フォー・ヴェンデッタ

V フォー・ヴェンデッタ

  • 作者: アラン・ムーア, デヴィット・ロイド
  • 出版社/メーカー: 小学館プロダクション
  • 発売日: 2006/04/21
  • メディア: コミック

 を、買いましてですね。
 ええ。映画化特需で、久しぶりに小プロがアメコミ翻訳をいたしたモノで。
 アラン・ムーアと言えば、アメコミ界の白土三平、等とは呼ばれておりませんが (なんなんだよっ!) 、『ウォッチメン』、『リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン』 (映画版は『リーグオブレジェンド』)、『フロムヘル』 など、アメコミ興味無い人でも、「あれ、聞いた事あんぞ」 ってな感じの、アメリカでは特にDCで迎えられて以来、コミックシーンに変革をもたらしたと言われていたりなんかするまぁおっさんです。
 この人の作風は、まぁ一つにとにかく緻密。んで重い。偶に、『バイオレーター』 みたいなバカでドログチャな脚本も書いたりしますけど、まぁそういうのも、「計算して書いてるなー」 って感じの人で御座います。あと、映画化されるたんびに、「こんなの俺が書いた作品じゃねー!」 って、性懲りもなく怒り出す人。らしい。

 で。
 まぁとりあえずネタバレにならない程度に原作ストーリーのあらましを書きますと。


[あらすじ]
 西暦199X年、世界は核の炎に包まれ、秋葉原にはマッドなマックスも北斗なケンシロウも現れず、世界はファシストどもに支配され、オタクは弾圧され、搾取され続けていた。
 石原新都知事による徹底した管理社会では、オタク、ニート、801好き腐女子、ガノタ、ジョジョオタ、オカマ、三国人、共産党員及び社民党院は全て収容キャンプで UFO or DIE。
 生活苦からメイド喫茶、その実チョンの間という涙の出る様な石原改革後の秋葉原風俗に身を落としたコスプレネーム・イヴィー (ドリーム小説大好き) は、“ザ・我らが偉大なる指先” こと、石原特選隊におしっこプレイを強要される大ピンチに、謎の男マスクドマンに助けられる。「てめー、客ぶちのめしたらクビになんだろ!」 「フォォー――――― !?」
 とにもかくにも、自らを “V” と名乗り、おぱんつ被ったその男は、なんだかしらんうちにあれよあれよと革命を起こそうとしているらしいのだが、とりあえずエイヴィーにドネル様の買い出しを命じられて日が暮れる。
 「VはVゾーンのV! フオオォーーー!!」 (決め台詞)



 ふぅ~。これなら何のネタバレにもならないで済むぜ!
 と言いつつ、この先はネタバレ含みます。 (えー!?)

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